私はMDR-1AM2という有線ヘッドホンをよく使っている。
このヘッドホンの優秀なところは、付け心地。イヤーパッドが柔らかく側圧が強くないので、耳に負荷がかかりにくい。また、音質も比較的フラットだと思うのでどんなジャンルの曲も気持ちよく聴ける。
ところが、このヘッドホンは現在生産終了しており公式ストアでも販売されていない。
2024年3月現在も後継機種の情報は出ていない。というか、最近ソニーは有線ヘッドホン自体あまり力を入れていない。MDR-1AM2を買う層はみんなワイヤレスヘッドホンを買うという想定だろうか。ワイヤレスヘッドホンも興味はあるが、バッテリーを積んでいるからか付けると若干重い。もう少し軽くなればいいんだが…。
一つ上のグレードでMDR-Z7M2というヘッドホンがあるが、値段が10万円近くとかなり高額になる。
私は2~3万円台でそこそこ音質がよくて着け心地のいいこのヘッドホンを気に入っているので、MDR-1AM2の後継機種が出てほしいところ。
私は他にワイヤレスイヤホンも持っているが、10年ほど前に購入したものよりもかなり音質はクリアになっていると感じる。*1なので、確かに外で普通に聴く分にはこれで十分だと思う。とはいえ、まだまだ音質と付け心地はヘッドホンの方がいいと感じるので家だとヘッドホンをよく使っている。
特に音質の差を感じるのは、低音域。沈み込むような音はまだまだイヤホンでは出しきれていないなと感じる。また、言葉にするのは難しいがヘッドホンの方がドライバー径が大きいからか音の鳴りが広く感じる。
パソコンの周辺機器でもそうだが、近年は様々な機器でワイヤレス化が進んでいる。特にマウスは、家電量販店などで有線タイプを目にすること自体がかなり減っていると感じる。この流れはヘッドホンの世界でも起きているので、そのうち有線ヘッドホンはマイナーな存在になるかもしれないなと思った。
*1:個人的にワイヤレスイヤホンを使うメリットは、タッチノイズを減らせることだと思っている。特にカナル型の有線イヤホンはよくタッチノイズを拾うので、それがほとんどないのは大きい。