「ネットワークにつながらない」というのはよくある障害だが、その原因は様々なので特定するのが難しい。例えば、「LANケーブルの差し込みが甘い」といった物理的な障害や再起動で改善するような一時的な障害もある。
しかし、時には原因がはっきりしない障害もある。そのような場合、最終手段としてネットワーク設定をリセットすることで改善することがある。
注意点
以下の方法では、すべてのネットワークアダプタが削除される。そのため、複数のネットワークアダプタがインストールされた環境ではすべてのネットワークアダプタの設定がリセットされる。
また、特殊なネットワーク設定(プロキシなど)を行っている場合は設定が消えるため事前に再設定する内容を確認しておくこと。
リセット方法
Windows10の場合
1.スタートボタンを右クリックし、「ネットワーク接続」を押す。
2.「状態」→「ネットワークのリセット」を押す。
3.「今すぐリセット」を押す。
4.確認画面が表示されるので「はい」を押す。
Windows11の場合
1.スタートボタンを右クリックし、「ネットワーク接続」を押す。
2.「ネットワークの詳細設定」を押す。
3.「ネットワークのリセット」を押す。
4.「今すぐリセット」を押す。
おわりに
「ネットワークのリセット」というのは「ネットワークアダプタを全部消す」というある意味力技な解決方法になる。ネットワーク設定が初期化されるため改善効果は高いが、一から設定しなおす必要があるため手間ではある。*1
なので、ネットワークのリセットは最終手段として使うのがいいのではないかと思っている。
*1:DHCPでネットワーク設定を自動取得している場合はそもそもこの方法を使う必要はないかもしれない。