Windowsを使っていると、たまにタスクバーが反応しなくなったりデスクトップが真っ暗になったりと挙動がおかしくなることがある。
このような症状はパソコンを再起動してしまえば治るが、色々な事情があって再起動が難しい場合もあるだろう。そのような場合、以下の手順を行うことで症状が改善されることがある。
対処方法
エクスプローラー(explorer.exe)を再起動させる。手順は以下の通り。
- Ctrl+Shift+Escキーを同時に押してタスクマネージャを起動する。
- 「詳細」ボタンを押して簡易表示を解除する。
- プロセスタブのアプリ欄に「エクスプローラー」があれば、画面右下の「再開」ボタンを押す。
- アプリ一覧にエクスプローラーが見当たらない場合は、詳細タブに表示されているexplorer.exeを終了させ「ファイル」→「新しいタスクの実行」で「explorer.exe」と入力しOKボタンを押す。
解説
エクスプローラーとは、一般的にはWindowsで採用されているファイル管理ソフトのことを指す。
しかし、このソフトのプロセスであるexplorer.exeは単にファイル管理ソフトとしての機能だけでなく、例えばウィンドウやタスクバーといったデスクトップ環境の表示インターフェースとしての機能も持っている。そのため、デスクトップ環境の挙動がおかしい場合explorer.exeに何らの一時的な不具合が発生している可能性がある。
なお、タスクマネージャでアプリを選択すると右下に「タスクの終了」ボタンが表示されるが、エクスプローラーを選択した場合のみ「再開」ボタンに変わる。これは、エクスプローラーはWindowsの動作に必要不可欠なので容易に終了させないようにしているためと思われる。
補足
似たような名前で「Internet Explorer」というソフトがあるが、こちらはWebブラウザなので別のソフトになる。なお、現在Internet Explorerはサポートが終了している。*1
最新のWindowsUpdateが適用されている環境であれば、Internet Explorerを起動させても後継のWebブラウザであるMicrosoft Edgeにリダイレクトされるようになっている。なので、今となっては使う機会はほとんどないだろう。
*1:Windows11ではInternet Explorerは付属していない。