私は、USB2.0のデバイスは基本的にUSB2.0の端子に接続して使っている。しかし、なぜかこの方法だと認識しないデバイスがあったのでメモ。
症状
USB2.0デバイスをUSB2.0の端子に接続したが、認識しない。デバイスマネージャで確認すると「このデバイスを開始できません(コード 10)」というエラーが出ていた。この症状はWindows11パソコンで発生しており、Windows10パソコンだと正常に認識される。
このUSB2.0デバイスはOS標準ドライバで動作する機器で、メーカーのページを見ても特にドライバのインストーラは配布されていない。また、そもそも対応OSにWindows11と記載されていたのでOSが原因の可能性は低い。
確認したこと
再起動
よく分からない不具合が出たらまずこれをするのが鉄板。しかし症状は改善せず。
デバイスドライバのアンインストール
デバイスマネージャから、該当するドライバをアンインストールした。しかし症状は改善せず。
端子を差し替える
端子が故障しているのかと思い別のUSB2.0端子に差し替えた。しかし症状は改善せず。
改善した方法
USB3.0端子に差し替える
なぜかUSB3.0の端子に差し替えると認識した。USB2.0の機器なのにUSB2.0で正常に動作しないとは一体…?
調べてみると、「なんとなくこれが原因かも」という記事を見つけた。
以下、リンク先本文より引用。
USB 1.1や2.0規格では電流500mA、電圧5V、電力2.5Wの供給が行え、USB 3.0規格になると、電流900mA、電圧5V、電力4.5Wまで供給できます。
USB3.0の方が電力供給できるみたい。今回の症状は、もしかするとこの辺が関係していたのかもしれない。
補足
USB3.0についてはこんな記事もある。
奥まで差し込まないとUSB3.0デバイスとして認識しない問題。こういうのを見ると、端子の形が変わってもまだまだパソコンはアナログな部分があるんだなぁと思った。