経緯
私は何台かノートパソコンを所有しており、その中に元々Windows8.1がインストールされていた古いノートパソコンがあった。このパソコンはWindows8.1のサポート終了を機にWindows10にアップグレードしたが、WindowsUpdateが走るとパソコンが頻繁にフリーズするぐらい動作が重くなってしまった。
内蔵ドライブがHDDだったのでSSDに交換するという方法もあったが、HDDを取り出すのがかなり面倒な機種だということが分かったので断念。なので、WindowsUpdateが存在しないLinuxを入れてみるかと思い立ちインストールすることにした。
Linuxインストール後
インストールしたのは、Ubuntu24.04。Live起動で使ってみたが特に不具合はなさそうだったので、HDDにインストールした。*1
しかし、インストール後に少しずつ不具合が発覚した。
イヤホンジャックからの音声出力が不安定
スピーカーからの音は問題なかったが、イヤホンジャックからの音が不安定で音がかなり小さいときがあった。ネットでいろいろと調べて対応したが全く変わらず。Live起動時は問題なかったように思うが…?
タッチパッドの動作が不安定
ノートパソコンにはタッチパッドが付属していることが多いが、勝手に反応することがあった。タッチパッドを使えないように切ってしまうこともできるが、私はたまにタッチパッドを使うこともあるので完全に使えないと困る。こちらも、ネットでいろいろと調べて試してみたが改善しなかった。
Windows再インストール後
「もしかしてUbuntuが悪いのでは?」と思い他のLinuxディストリビューションも試してみたが、改善しなかった。なので、「元のWindowsに戻してみるとどうなるのか」と思いWindows10を再インストールすることにした。その結果、不具合は解消された。
結局どの設定が悪かったのかは分からないが、私の中では「Linuxとハードウェアの相性が悪かった」という結論に至っている。
おわりに
私はこれまでも古いパソコンにLinuxを入れて使ってきたことがあったが、すぐに分かるような不具合が出たのは今回が初めてだった。Windowsでは当たり前にできていたことが、Linuxではそうとは限らないことを改めて知った。
MacやChromebookを除いたほとんどのパソコンは、Windowsで正しく動作するように作られている。なので、WindowsがどれだけクソなOSでもLinuxを入れたところで今回みたいに別の不具合が出てしまうかもしれない。そう考えると、悔しいけどWindowsが入っていたパソコンにはWindowsを使うのが一番いいのだろうと思った。
なお、再インストール後WindowsUpdateを行ったが以前よりは多少動作が軽くなったように思う。これからどうなるかは分からないが…。
*1:UbuntuのLive起動って20.04あたりから起動にかなり時間がかかるようになったと思うが気のせいだろうか…。