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グラフ1000が優れていると思うこと

私は家でも仕事でもよくシャープペンを使っており、その中の一つに「グラフ1000」という製図用シャープペンがある。

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製図用シャープペンは何本か使ったことがあるが、グラフ1000が他の製図用シャープペンより優れていると思うことを書く。なお、グラフ1000には「グラフ1000CS」*1というモデルもあるが、この記事では「グラフ1000」といえば「グラフ1000〈フォープロ〉」のことを指す。

 

グリップ

製図用シャープペンのグリップって、ヤスリみたいにギザギザしているかツルツルで滑りやすいグリップが多いと思うのは気のせいだろうか。もちろんそのようなグリップにもメリットはあるだろうが、私はどちらも使っているうちに手に負荷がかかるせいか指が痛くなる。

グラフ1000のグリップは少し変わっており、金属の隙間からラバーが少し飛び出た構造になっている。これが絶妙で、長時間使っても指が痛くなりにくい。似たような構造のグリップはスマッシュでも採用されているが、ラバーの形が違うため握り心地は全然別物。私としては、グラフ1000の握り心地のほうが好み。

本体の軽さ

製図用シャープペンには金属パーツをふんだんに使っているペンもあり、かなり重いと感じるペンもある。もちろんそういった重さのあるペンにもメリットはあるが、やはり手に負荷がかかるせいか使っていると疲れやすくなる。

グラフ1000はほとんどのパーツにプラスチックを使っているためか、かなり軽い。軽いから気軽に使えるというのもある。

耐久性

製図用シャープペンの多くは、ペン先のガイドパイプが長いがペン本体に収納する機構がない。*2そのため、例えば床に落としてしまうとガイドパイプが曲がってしまうことがある。また、使っているうちにペン先の機構が壊れてしまい芯が出なくなるといったこともある。

私はグラフ1000を約10年使ってきたが、全く壊れる気配がない。もちろん、その間何度も床に落としてしまっているので丁寧に扱ってきたとはいえない。*3それでも問題なく使えるので、かなり耐久性は高いのではないかと思う。

おわりに

私としては、図やイラスト描くときに使うシャープペンを探しているのであればグラフ1000が一番おすすめ。ただし、文字を書くためにこのペンを買うのはおすすめしない。グリップが細いのとペン先が長いせいか、このペンだと文字を書くときに疲れやすいと感じる。私としては、文字を書くのであればケリーやスマッシュのほうがおすすめ。

グラフ1000が気になったのなら、大きめの文房具屋か画材店であれば実物が置いてあると思うので試しに触ってみるといいかもしれない。

*1:グラフ1000〈フォープロ〉の色違い。色以外に違いはないはずだが、ネットで調べてみるとCSのほうがグリップが滑りやすいらしい。

*2:例外ではあるが、ロットリング800やラピッドプロのようにペン先が本体に収納できるペンもある。

*3:落としても壊れないというのは、本体が軽いからというのもあるかもしれない。