VivaldiというWebブラウザを使ってみたので、簡単に感想を書く。
Vivaldiとは
元Operaの開発者チームによって作られたWebブラウザのこと。以下の記事が詳しい。
かつてのOpera(バージョン12以前)に対するイメージ
私は、かつてのOperaの最大の特徴は独自性と多機能性だと思う。例えば、今でこそWebブラウザのレンダリングエンジン*1はBlinkという主にChromium系で使用されているものが主流だが、Operaはバージョン12まではPrestoという独自のレンダリングエンジンを使用していた。また、マウスジェスチャやコンテンツブロック、メーラーといった他のWebブラウザにはあまり標準で搭載されていない機能を最初から持っていた。
しかし、バージョン15以降はレンダリングエンジンをPrestoからBlinkに移行し、よくあるChromium系のブラウザの一つになってしまった。また、2016年には開発元であるOpera Softwareが中国企業に買収されてしまった。
そうしたことがあったので、私はOperaを使うのをやめた。なので、私はOperaがバージョン15以降どのようなブラウザになったのかは知らない。
Vivaldiの簡単な感想
ようやく本題に入る。
私は、なんとなくChromium系のブラウザは設定項目が貧弱だと思っていた。しかし、私が思っていたよりもVivaldiは設定できる項目が豊富で、かなり柔軟にカスタマイズができるのが意外だった。
特にタブ周りの自由度が高く、「タブを閉じたときの動作」「新しいタブの動作」などを細かく変更できるのがいい。タブスタッキングというタブをグループ化できる機能も面白い。私は、最初からタブやウィンドウの設定をここまで細かく変更できるWebブラウザを他に知らない。
また、マウスジェスチャーや広告ブロックといったかつてのOperaが標準搭載していた機能もあり、「そういえば最初からこの機能あったよな」と懐かしい気持ちになった。私はまだ使っていないが、メーラーやカレンダー機能もあるみたい。拡張機能を入れずともこれだけの機能があるのが、かつてのOperaらしい。
おわりに
つい最近インストールしたばかりなので全然使いこなせていないが、面白いWebブラウザだなと思った。もし気になっているのなら一度入れてみてはいかが。
*1:簡単に言えば、HTMLやCSSなどを解釈し画面上に描画するソフトウェアのこと。