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快速急行の思い出

こんな記事を見つけた。

trafficnews.jp

新快速といえば、JR西日本の誇る特急並みに速い普通列車の種別。それよりも速い快速が運行されるみたい。米原から敦賀までノンストップ32分はやばい。

これを読んで、近鉄の快速急行に初めて乗ったときのことを思い出した。

快速急行とは、主に近鉄奈良線と大阪線系統で運行されている特急を除いた列車の最速達種別。なお、臨時列車ではあるが南大阪線にも快速急行がある。

今回は、そんな快速急行に乗った思い出話。

快速急行に初めて乗ったのは大学生の頃で、当時鶴橋駅から大阪線の電車に乗ろうとしていた。しかし、ホームに着くとすでに大阪線の電車が出た後だった。

このまま大阪線ホームで待てばよかったが、その直後に奈良線の快速急行が来た。当時私は何を思ったのか、「大阪線の電車来るまでまだ時間があるし奈良線に乗ってみよう」とやってきた快速急行に乗った。快速急行は聞き慣れない種別だったが、「布施駅は特急も停まる駅だし停まるだろう」とそのまま乗った。*1

通常、布施駅に停車する電車は今里駅を過ぎたあたりで減速するが、乗った電車はそのまま加速して布施駅を通り過ぎてしまった。「あれ???」と思いドア上部のLED表示器を確認すると、「次は生駒」と書かれていた。ここでようやく快速急行は布施駅に停車しないと気づいた。*2

そこからは諦めて奈良線の景色を楽しむことにした。その後、しばらくして長いトンネルに入る。これが思ったより長く、「いつ外に出るんだ…?」と少し不安に思いながら乗っていた。トンネルを抜けるとすぐに生駒駅に着いた。生駒に来たのはこれが初めてだった。

駅前は大きい駅だけあって都会感があるが、すぐ近くに山があり思ったより緑が多いという印象だった。帰りはもちろん快速急行ではなく急行に乗った。

このときは停車駅が生駒なのですぐに引き返せたが、最初の記事のような爆走快速に間違えて乗ってしまい敦賀まで運ばれてしまったら…と思うと、速達種別というのは便利だけどちょっと怖いなと感じる。

 

*1:後で知ったが、布施駅は一部の特急のみ停車でほとんどの特急は通過する

*2:以後私はこの快速急行を「生駒送り」と呼んでいる