ノートと言えば、多くの人は学生の頃によく使用したであろう横罫のノート(通称・大学ノート)をイメージするだろう。
「大学ノート」という名前の由来は、検索してみると以下のサイトに記述があった。
hicbc.com以下、リンク先本文から引用。
「大学ノート」の由来は、明治時代、当時はまだ東京開成学校だった東京大学近くにあった文具店が売り出したからと伝えられる。それまでのノートは、半紙を束ねた雑記帳のようなものだったが、海外から帰国した教授のヒントで、洋式の紙を使ったノートを作り販売した。そのノートには、ページに横の罫線が入っていた。このため、文字を真っすぐに書くことができた、東大の前で売られていたから「大学ノート」、分かりやすいネーミングだったが、1冊の値段が現在の1500円ほどという高級品だったため、学生たちにとっては“敷居が高い”文具だった。
大学の前で売られていたから「大学ノート」という名前がついたとのこと。
ただし、私が大学生のときは周りにはルーズリーフを使っている人が多く、私自身もあまり大学ノートは使わなかった。今の大学生はどうだろうか。
この大学ノートだが、社会人になるとそもそもノートを取る習慣自体がなくなるので使う人はけっこう減るだろう。それと同時にシャープペンシルの利用頻度も減るのはまた別の話。
そんな中、私は社会人になってからも大学ノートを使う機会があった。例えば、資格の勉強だったり技術的な内容のメモ書きといったことによく使っていた。
高校生の時は5冊セットとかの安価な大学ノートを使ってきたが、社会人になるとある程度お金に余裕が出てくるのでちょっと値段の高いノートが買えるようになってきた。
社会人になってから色々なノートを使ってきた中で、個人的におすすめな大学ノートを紹介する。
ツバメノート
以下、リンク先本文より引用。
重厚感のある表紙のデサインは1947年(昭和22年)から現在まで変わっていません。むしろ現在においては、落ち着きのある格調高いデザインとして多くの人に支持されています。
使用紙はフールス紙を使用しています。フールス紙とは筆記用として最高級の品質で、書きやすく、にじまず、ツルツルしすぎず、ざらざらもしていない。色も蛍光染料を一切使っておらず、目が疲れません。
特に当社のフールス紙はツバメ中性紙フールスといいまして、丹念に手間をかけて抄いた紙です。透かして見て下さい。高級紙のフールスマークが入っています。自信と信念を貫き通しております。
製本も糸綴じなので丈夫です。かたくなに本物、良い品の追求をしているうちに今や日本のクラシックノートとして、世界の高級ノートに比肩できるものと認められ、多くの人に愛用されています。
ややレトロなデザインの表紙で有名だが、私が思う最大の特徴は比較的手に入りやすいフールス紙のノートであること。
フールス紙については、こちらのブログ記事が詳しい。
要は、透かし模様が入った筆記用の高級紙のこと。ツバメノートの大学ノートで使用されている紙を光に透かすと、かすかに簀の目(すのめ)模様がついている。
このフールス紙だが、通常の大学ノートで使用される上質紙よりも書き心地がよいので個人的に好み。
ツバメノートは比較的売っている店が多いため、入手しやすいのもよい。
ノーブルノート
以下、リンク先本文より引用。
ライフのオリジナル用紙「Lライティングペーパー」を初めて搭載した商品です。書き心地の「滑らかさ」を追求し、書籍のような「めくりやすさ」と色調の「やわらかさ」も兼ね備えるよう、製紙メーカーと共同開発しました。高級紙の証でもある「レイドパターン」を施し、また環境にやさしい原料を使用しております。
こちらも、名前は違うがツバメノート同様フールス紙のノート。
ツバメノートとの違いは、こちらは紙の色がクリーム色で枚数が100枚と多めなこと。クリーム色の紙ってあまり見ないようなイメージがあったが、例えば文庫本の紙はよく見ると真っ白ではなくクリーム色の紙が使われている。目が疲れにくいようにクリーム色の紙を採用しているのだろうか。
書き心地はツバメノートと同じか若干滑らか。
表紙の色は罫線によって異なっており、横罫は水色、方眼は赤、無地は茶色になっている。個人的には方眼の表紙デザインが好み。
おわりに
社会人になるとメモ用紙とボールペンを使うことが多くなるが、たまには大学ノートのことを思い出してもいいかもしれない。
参考にどうぞ。